2015/03/15

マルチカメラで 「 卒業写真 (荒井由美) 」、Jazz Piano Trio




曲の解説は... 
荒井由美作詞作曲による1975年ヒット曲、1975年リリースのアルバム 
「COBALT HOUR」に収録されている。学生時代の大切な「あの人」が卒業写 
真の面影のままでいるのを偶然待ちで見かけたが、自分に気後れして声をかけ 
られなかったという、青春時代の追慕を綴った曲

アレンジの際に.... 
この曲をどうやってピアノトリオで料理するか、アレンジで考えたことは.. 
1)どのようなイメージで演奏するのか、途中のアドリブは別として、あまり 
壊しすぎないこと。リハ(といっても15分ぐらいしかやっていない)で形容詞 
で表現すると「切ない」感じを出すように。
2)コードの処理 テーマはストレートにあまり凝った和音を使わないように 
心がけた。何箇所かの鍵となるコードの部分を 中心にベースに譜面を書く。
    テーマではピアノが意図的に経過音を避けたが、ベースの経過音は違和感があり、

    お互いのイメージが食い違っている。もう少し空気感というか、ベースの空間が

          必要。この点はベースの「イメージ」がどのように感じているかにかかってい
る。コードの起承転結感に乏しいので、アドリブになるとある意味難しい。 
3)やりたいことはアドリブなので、アドリブコードは多少変えている  
4)重要なことはドラムにどのようなリズムパターンのアイデアである。そし 
てどのように展開して行くか。ここではいわゆるPoinciana Grooveで途中4ビート 
にチェンジして行く。このようなパターンはdrのI君は処理が上手である。

なんちゃってマルチカメラ 
さて、いつものビデオカメラの映像、R-26の音声に加え、マルチカメラとして 
デジカメ(CANON Powershot G7X)をピアノ鍵盤の右端において撮像した3つ 
のソースを編集した。このデジカメは液晶モニタが180度回転するので、ピアノ 
の自分撮りは容易である。オートフォーカスが今ひとつ。 
 タイムライン上の合成編集に苦労すると思ったが、意外にずれないでなんと 
かなりました。基本音声のベース後方の窓際でR-26で録音した音源(客席では 
フロントの音しか録音できないので)をSound Studioというソフトに取り込み、 
低音と高音を強調しイコライザー処理、さらに若干リバーブをかけて処理して 
いる。これをWAVに書き出したファイルをFinal Cut Pro Xに取り込み、それを絶 
対軸として、動画部分を貼り付けて、間を4秒間のクロスディソルブ処理してい 
る。 

   機材データ

        Video Camera : SONY PJV790V
Digital Camera : CANON Powershot G7X 
Recording : Rolland Dugital Audio recorder R-26 ベースの後ろの位置で録音 指向 
性マイク使用  
音声編集 : Sound Studioで低音、高音を強調、リバーブ処理 
編集 : Apple Final Cut Pro Xで 3つのソースをタイムライン上で編集 クロスデ 
ィソルブ使用

0 件のコメント:

コメントを投稿